マザーズ市場に投資する時は
マザーズ市場は、東京証券取引所が成長可能性のあるベンチャー企業を対象として、
1999年11月に開設しました。
このマザーズ市場には、市場の状況を判断するのに便利な指標である、
マザーズ指数が用意されています。
マザーズ指数とは
マザーズ指数とは、マザーズ市場に上場している全銘柄を対象にした、 時価総額加重型の株価指数です。なにやら漢字が多くて混乱しがちですが、
時価総額加重型の株価指数とは、いったいどういうものなのでしょうか。
時価総額加重型の株価指数とは、
構成銘柄の時価総額
(株価に上場株式数を掛け合わせたもので、その銘柄の資産価値を表します)
の合計額を、
ある一定時点の時価総額の合計額で割ったものになります。
(時価総額加重型の計算式: 株価指数の値=構成銘柄の時価総額の合計 ÷ある一定時点の時価総額)
マザーズ指数とは、この一定時点
(東証マザーズ指数は、2003年9月12日を基準日にしており、この時点を指数1000としており、それ以前は、2001年3月30日まで遡及して計算されています。)
と比較して、
計算時点の時価総額がどれくらい増えたか減ったかということを表したものなんですね。
いわば、
資産としての株式の価値の変動を示すものといえます。
時価総額加重型、という潮流
時価総額加重型は、世界的な流れ、潮流といっていいでしょう。特に米国においても機関投資家の多くは、
NYダウではなく、時価総額加重型である、
S&P 500やNASDAQ総合株価指数を使用してますし、
世界的に時価総額加重型へ移っているんです。
また、時価総額加重型の株価指数は、資産運用の際にも適しているといえます。
なぜなら、
時価総額加重型の株価指数は、
株式市場の全体または一部の時価総額の動きを示しているものです。
ですから、
年金や投資信託のような、運用ファンドの資産価値の増減だけで、
運用の成績が見ることが可能なわけです。
マザーズ市場に投資する時の注意点
マザーズ (Mothers) は、 東京証券取引所が開設するベンチャー企業向けの株式市場であり、 187社が上場しています。 (2007年1月26日現在)。名称はMarket Of The High-growth and EmeRging Stock の頭文字をとって名付けられました。
上場基準が、東証一部や二部より、かなり大幅に緩いため、
起業して間もない企業や、
成長性は見込めるものの先行投資等により赤字決算の企業も新規に上場しています。
(最低発行株式数:1,000単位、上場時時価総額:10億円以上、株主数:300人)。
ですので、上場しているからといって、経営内容が上々かというとかなりばらつきがあるわけです。
それもあって、
マザーズ上場企業には、一部や二部上場の企業より高い透明性が要求されています。
マザーズに上場する企業は、
一部や二部で求められる法定開示やタイムリーディスクロージャーに加え、
第一、第三四半期業績の開示と、
投資に関する会社説明会を年2回以上開催することが、義務づけられているんです。
ですから、マザーズ上場企業に投資する場合は、
公開されている情報をすみずみまでチェックする必要があります。
東証一部とかでしたら、四季報レベルでもそれほどリスクはないですが、
マザーズの場合は、リターンが大きい分、リスクも大きいです。
リスクのカバーをする手立てがない人は、投資を控えた方がいいでしょう。